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どんなに疲れていても、一日の終わり、布団に入るその前にBL本を手に取らずにはいられない…。
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成澤准教授の最後の恋 / 高遠 琉加
2010年01月11日 (月) | 編集 |
成澤准教授の最後の恋 (角川ルビー文庫)成澤准教授の最後の恋 (角川ルビー文庫)
(2010/01/01)
高遠 琉加

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若くしてフランス文学部の准教授で、有名翻訳家でもある成澤は、仕事に地位に金に美貌に…と何でも揃った人生を送っているものの、毎日がつまらなくて仕方ありません。そんな時に出会ったのが、友人が勤める出版社の新人・蒼井。野暮ったい眼鏡に垢ぬけない格好、人付き合いの苦手な蒼井は、それはそれは地味ーな青年です。
ひょんなことから蒼井に興味を持った成澤は、遊び半分で蒼井にちょっかいをかけ、やがて体の関係まで持つようになります。けれど、どんなに体を重ねても成澤に本心を見せようとしない蒼井に、成澤は次第に苛立ちを募らせてゆき…。

なんか最近無意識にこのテのタイプの話ばかり読んでいる気がします。
飽きるほどに遊んできた攻めが、たまには珍しいのに手を出してみたいな?と面白半分に純朴な受けに手を出したものの、どれだけセックスしても受けが心を許してくれず、やきもき…!という。
そして意外にこのタイプの話が自分のツボであることに気が付きました(笑)

改めてこの作品の感想ですが、面白かったです。
雰囲気もよく出ていますし、成澤の人物像も楽しいです。成澤がどんどん蒼井にのめり込んでいく様子も自然で、なんとかして蒼井の笑顔を見たいという成澤の切羽詰まった心理描写には、切ない気分にどっぷり浸れました。
ただ贅沢を言えば、シャレードから出ているような、高遠作品の濃い?ものと比べてしまうと、ほんのちょっとだけ物足りなくもないような…。高遠さんと言えばシリーズもの、というイメージなので、1冊で完結してしまうと妙に短く感じて寂しいというか(笑)
大好きな作家さんなので、ついつい我儘を言いたくなってしまいます?。

けれど決して多作な作家さんではないので、年明け早々から(発売は年末でしたが)高遠作品の新刊を読めたのは嬉しかったです。今年も色々期待してます!
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嘘つきな満月 / 神奈木 智
2010年01月11日 (月) | 編集 |
嘘つきな満月 (ラキアノベルズ)嘘つきな満月 (ラキアノベルズ)
(1999/07)
神奈木 智

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せっかく2010年最初の日記なのに、1999年発売の本を選んでしまった…。
1998年発売の「今宵の月のように」シリーズの2作目になります。
ベネツィアに雰囲気の似た架空の田舎町を舞台に、両親から受け継いだホテルを経営する美形4兄弟の話です。

上から順に、潤・抄・裕・茗の4兄弟は、潤だけが家の実子で残り3人はそれぞれ引き取られてきた養子です。
ところが長男の潤は、家を出て行方不明。潤に代わって実家のホテルを継ごうと、大学進学をやめてホテルの仕事を手伝うしっかり者の抄と、気は優しいけれどどこか頼りない高校生の裕、中学生ながら体格も多きくすっかり大人びた末っ子の茗は、両親の経営するホテルを大切に思っていたのですが、ある時両親が不慮の事故で亡くなってしまい、ホテルを畳むピンチに。そんな折、行方不明だった長男の潤が腕利きのコックになって突然戻ってきます。
潤の料理の腕に頼りながら、何とかホテルの経営を始めた4人ですが…。

…というのが1作目で、頼りない3男の裕の恋愛が描かれています。
2作目の今回は、潤の家出をいまだ許すことのできない抄と、飄々として感情の読めない長男・潤が主人公。
潤が好きだけれど、色々な感情で自分をがんじがらめにしてしまい、どうしても素直にはなれない抄と、ふざけてばかりで本心を見せようとしない潤の、微妙なやり取りとすれ違いが淡々と描かれていて、地味だけれど妙にボリュームを感じさせてくれる1作です。

正直1作目で抄が登場した時、長髪の美人で敬語で喋る…というキャラクター設定にかなり引いてしまったのですが、抄の心理描写がメインの2作目の方が断然よかったです。1作目にしても2作目にしても大きな事件があるわけではなく、ストーリーも起伏に乏しいのですが、その分登場人物同士の微妙なやり取りや丁寧な心理描写を楽しむことができました。

どうやら3作目も出ているようですが、こちらの主人公は4兄弟ではないようです。長男・次男・三男がホモに走ってしまった兄弟でありますが、末っ子だけは年上の美女にアタック中の健全な(?)男の子で、彼の存在が作品中で意外にいいアクセントになっていました。

2009年マイベスト5(小説)
2009年12月27日 (日) | 編集 |
更新ペースは地の底を這ってますが、なんだかんだでひとまずブログ開設1周年なので、この1年の読書録(BL限定)を細々と振り返ってみました。
こうして自分の中でランク付けをしてしまうと、どうしても入れたいあれこれに溢れていてキリがないので、あえて2009年発売の本という縛りで選んでみましたマイベスト5です。
(ちなみに新装版で発売されたものも抜きました。)


1.愛と混乱のレストラン / 高遠琉加

唇にキス 舌の上に愛―愛と混乱のレストラン〈3〉 (二見シャレード文庫 た 2-13)唇にキス 舌の上に愛―愛と混乱のレストラン〈3〉 (二見シャレード文庫 た 2-13)
(2009/04/23)
高遠 琉加

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あえてコメントするまでもなく、巷でも某ランキング1位に選ばれた人気シリーズ。
ですが、あえて言うなら私はこのシリーズは2008年11月発売の2巻が一番お気に入りです。そしてこの2巻でテンションが上がりすぎてしまったせいで、せっかくの完結編であるこの3巻については、なんだかいまひとつ自分の中では盛り上がりませんでした。
…と、いうのを差し引いても、選ばずにはいられない大好きなシリーズ。

2.花の残像・花の慟哭 / 夜光花

花の残像 (ラヴァーズ文庫)花の残像 (ラヴァーズ文庫)
(2009/05/25)
夜光花

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幸いにも2009年のうちに前編「残像」と後編「慟哭」が両方発売になったので、両方まとめて挙げたい2冊。
前編の「?残像」が発売になった当時、まさか1冊で完結しないとは夢にも思っていなかったので、最後まで読んだ時の衝撃といったらありませんでした(笑)ここで終わるのかよ!!!という心の叫びは今も忘れられません。そして思いがけずに後編が早く出た時の喜びも忘れられません(笑)
薄幸の受けと、そんな受けを守ってくれる攻め、という組み合わせは好きなので、基本的には受けがどんなに不幸でも気にならないのですが(オイ)、これはそんな私に「そこまで受けを酷い目にあわせる必要ってどこにあるんですかね?」と思わせた作品…。

3.嘘と誤解は恋のせい / 小林典雅

嘘と誤解は恋のせい (白泉社花丸文庫)嘘と誤解は恋のせい (白泉社花丸文庫)
(2009/08/20)
小林 典雅

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これは問答無用で楽しかったです。典雅さんの作品にしては丸く収まっているとはいえ、相変わらずこちらを笑わせてくれるテンションの高さには脱帽。

4.追憶の獅子 / Unit Vanilla

1月発売のせいか、記憶が遠くなってしまっていたので4位に…。好みは分かれるだろうけれど、王道のドラマチックな恋愛モノで、エンターテイメント極まれり…と思ったのを覚えています。

5.恋を知る日 / 可南さらさ

記憶に新しすぎる作品ではありますが、受け視点至上主義(?)な私に、完全攻め視点で読ませてくれた1作です。


といった感じで、さらに付け加えるなら、未完結の長編シリーズものも抜いているとあえて言いたい…!
松岡なつきさん「FLESH&BLOOD」や木原音瀬さんの吸血鬼シリーズ、榎田尤利さんの交渉人シリーズと、どれも人気のあるシリーズですが、自分もやっぱりとても楽しみにしていて、今年読んだ最新刊もまた大満足でした。そして何といっても今年は烏城あきらさん「許可証をください」シリーズの新刊が出たのが涙が出るほど嬉しかった…。願わくば来年は、このシリーズの完結編を無事に見届けたいです。
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